目標に向かって日々努力していてもなかなか達成できないことってありますよね。
いつか達成するために努力を続けること、これはなかなかできることではありませんし、最初の内はとても大切なことだと思います。
しかしどれだけ続けてもなかなか目標を達成できない! そんな時は諦める勇気も必要です。
今回は諦めることの大切さについてお話をしていきます。
自分なりに最大限の努力をしているということが大前提
諦めることの大切さと言いましたが、目標達成に向けて自分なりに最大限に努力をしているということが大前提です。
最大限の努力もしていないのに諦めるのは勇気ではありません。怠惰です。
努力を続けていても絶対に達成できるとは限らない。
残酷ではありますが、どれだけ努力を重ねても才能がないと目標が達成できないということは多々あります。
スポーツはそれがわかりやすいですよね。どれだけ頑張ってもプロとして活躍できない人はいっぱいいます。
皆様もよく知っているエジソンはこのような名言を残しています。もしかしたら一度聞いたことがあるかもしれません。
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」
この名言は努力をすることがかなり大切なんだと思いがちですが、実際は1%のひらめきがないと99%の努力は無駄という意味なんです。(実際にエジソンがそのような発言をしていたとのことです。)
この1%についてはいわゆる才能というやつで、持っている人と持っていない人がいます。
つまり持っていない人が努力をしたところで目標は達成できないのです。
自分を客観的に見て時には諦める勇気も必要(関連する名言あり)
先ほど申し上げた通り人によって持っている才能は異なります。
客観的に見てその才能がないと思った時はすっぱりと諦めて別のことに力を注ぐべきだと思います。
ここで私の体験談をお話いたします。
私は経理としての実力をつけるために日商簿記1級の合格を目指しておりました。
ネットで調べてみると合格に必要な時間はおおよそ1,000時間ほどです。
私は独学ではなく、資格学校に通って約2,400時間ほど勉強し2回試験を受けましたが落ちました。
この時に私は自分を客観的に見ておそらくあまり簿記向きの頭ではないのだと感じました。(あとは字が汚いのでケアレスミス起こしやすい、文章読み飛ばすなどの慎重さに欠ける等・・・)
そのため3回目の受験の際には、「次受からなかったらこれ以上やっても受からないな。諦めよう。」とあらかじめ決めていました。
既に費用としては約15万円、2年間で2,400時間も費やしていたため、ここで諦めるというのはとてももったいないとも思いましたが、これ以上無駄に時間をかける方がもっともったいないと思い決断いたしました。(結果的には3回目の試験でようやく合格することができましたが・・・)
このように「諦めずに続ける」、「すっぱり諦めて他のことに力を注ぐ」
どちらが今後の自分取って有益かを一度考え、場合によっては諦めるという決断をする必要があると思います。
最大限に努力をしてきた人にとっては諦めずに続けることよりも、すっぱりと諦めることの方が難しいかと思います。
2001年、2005年の世界陸上選手権の男子400mハードルで銅メダルを獲得した元陸上競技選手の為末大さんは自身の本の中で以下のような名言を残しています。
日本人は「せっかくここまでやったんだから」という考え方に縛られる傾向が強い。過去の蓄積を大事にするというと聞こえはいいが、実態は過去を引きずっているにすぎないと思う。
諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]
人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。
諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない [ 為末大 ]
まさに私が伝えたいことをおっしゃっています。
諦める勇気をもってください。
無理に努力を続けることが自分の人生に不利益を及ぼすことも・・・
私の友達の話をします。
友達は誰もが知っている超難関大学に進学しました。
その後就活で都庁や県庁を受けていましたが、結局受かることができず市役所勤務となりました。
私から見れば市役所勤務でもすごいと思うのですが、友達は超難関大学に行っていたというプライドがあったため、市役所勤務ということに対してかなりコンプレックスを感じていました。
そこから6年後ぐらいに再会したときに市役所で勤めながらも司法試験をずっと受けていて、何回も落ち続けているという話を聞きました。
おそらく就活時よりも難しい試験に合格することで、就活に失敗したというコンプレックスを払拭したいと思っていたのでしょう。
司法試験のストレスからか見た目がかなりやつれており、大変そうでした。
再会した当時は結婚をしていましたが、その後噂で離婚したという話を聞きました。
司法試験の勉強に没頭しすぎて家庭を顧みなかったことが原因のようです。
このように無理に努力を続けることはその後の自分の人生に不利益を及ぼす場合もありますので注意してください。
努力してきたことが全て無駄になるわけではない。

「諦めると今までやってきたことが全て無駄になってしまうじゃないか!!」
と言いたくなる方もいらっしゃると思いますがそんなことはありません。
努力を続けてきた過程は必ず自分の糧になります。
私が挑戦した日商簿記1級の場合、2年間勉強を続けてきたことによって以下のようなメリットを得られました。(下記の別記事をご覧ください。)
上記のメリットはたとえ日商簿記1級に合格していなかったとしても得られるメリットです。
このように仮に最終目標が達成できなくても、努力してきた過程が既に自分の人生にいい影響を及ぼしているはずです。
そのため「最終目標未達成のまま諦める=今までの努力が全て無駄」というわけではありません。
まとめ
- 努力を続けていても才能がなければ目標を達成できない可能性がある。
- 客観的に見て自分に才能がないと感じたらすっぱり諦める勇気が必要。
- 無理に努力を続けることが人生に不利益を及ぼすことも・・・
- 努力してきた過程は無駄にならない。
以上です。
この記事が少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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