
「投資を始めてみたいけど、何から始めていいかわからない。初心者でもできるような投資は何?」
そんな方に是非おすすめしたいのが投資信託です。
その理由をご説明いたします。
投資信託って?
投資信託とは投資家が出したお金を集め、そのお金をもとに投資の専門家が様々な商品(株、債券、不動産等)を組み合わせて作った金融商品のことです。
運用自体は専門家が行い、そこで発生した利益などは投資家に還元されます。
投資信託には例えばアメリカ国内の500社の株式をまとめたもの、全世界の会社の株式をまとめたもの、株式・債券・不動産・金などの異なる金融商品をまとめたもの等たくさんの種類があります。
そんな投資信託のメリットとデメリットは下記の通りです。
投資信託のメリット

少額の資金で購入が可能。
投資信託は個別の株式などと違って少額の資金で購入することが可能です。
ネット証券では100円から購入することが可能です。
投資の基本である「長期・分散・積立」が簡単に実践できる。
投資で利益を着実に出すための基本は「長期・分散・積立」ですが、投資信託であれば初心者の方でも簡単にこの基本ができてしまいます。
「長期・分散・積立」については下記の記事をご覧ください。
長期については売却せずにずっと持っておけば達成できます。
分散については投資信託自体が複数の会社や複数の金融商品をまとめたものになっていますので、投資信託を購入するだけで達成できます。
積立については、毎月同じ日に同じ金額を購入し続ければ達成できます。
最初の設定を行えば、売却まで何もする必要がない。(運用中はマイナスが出ても放置)
冒頭でも申し上げた通り、運用自体は専門家が行ってくれます。
そのためこちらでは購入と売却しか行うことがありません。
さらに毎月自動で口座からお金を引き落として購入する設定にしておけば、売却までは何もする必要がありません。
このように投資信託は投資に関して知識がほぼなくても問題なく、かつ自分の時間がほぼ取られません。
仮に運用途中で元本がマイナスになっても何もせず放置でオッケーです。

いやいやさすがに元本がマイナスになったら緊急事態でしょ!
放置っていうのはまずいんじゃない?
そんな方に是非読んでほしいのが下記の本です。
こちらの本では「長期・分散・積立」の投資信託運用方法やメリットなどが主に書かれています。
そして著者の方が投資信託を15年間「長期・分散・積立」で運用した実績についても書かれています。
これによると運用中にリーマンショックで一時期元本が半分近くまで減ったそうです。
この時著者の方はこれ以上損しないために保有している投資信託を売却したり、積み立てる金額を少なくするといった行動はとっていません。
当初の設定どおり毎月同じ金額をひたすら積立てています。(投資信託の比率だけ一部変更しています。)
そして最終的には元本が約1.5倍になったとのことです。
このように100年に1度と言われるリーマンショックのような経済危機があったとしても、長期・分散・積立を続けていれば最終的にはプラスになる可能性が高いです。
このことを覚えておけば、途中で元本がマイナスになっても「どうせ最終的には上がるから心配しなくていいや」と心に余裕が持てます。
投資信託のデメリット


短期では成果が出にくい。
投資信託は複数の商品を組み合わせていることから、大幅な値下がりはしにくいですが、逆に大幅な値上がりもしません。
そのためリスクをとってでも短期で利益を得たい方にはあまり向いていないかもしれません。
保有中は常に手数料がかかる。
投資信託は信託報酬といって保有している間にも投資信託の保有金額に応じて一定の利率で手数料がかかっています。
信託報酬は毎日保有する投資信託から差し引かれています。
信託報酬は低いものは年間約0.1%、高いものは年間約4%です。
一般的に信託報酬が低いものはインデックスファンドが多く、手数料が高いものはアクティブファンドが多いです。
インデックスファンドとは市場の動きに連動するものです。例えば日経平均株価を指標としていた場合、日経平均株価が5%上昇したときは、同じく5%上昇します。
アクティブファンドとは市場の動きを上回るように投資専門家が改良を施したものです。例えば日経平均株価が5%上昇していた時に、5%を超える成果を出すことを目指しているものです。
長期で投資する場合はインデックスファンドがおすすめです。
投資の専門家がインデックスファンドより大きな利益を出せるように改良しているアクティブファンドの方が儲かるのではと思う方もいらっしゃるかと思いますが、常にアクティブファンドがインデックスファンドよりも高い運用益を出せるとは限りません。
そしてアクティブファンドは信託報酬が高いため長期になればなるほどインデックスファンドが有利となります。
その証拠に S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズ が2016年に米国株式のインデックスファンド(S&P500指数)に対して 1年間では85%、5年間では92%、10年間では85%のアクティブファンドがインデックスファンドの総収益率を下回ったと発表しています。
アクティブ運用ファンドの9割が相場に勝てず――。S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズは15日、米国の投資信託の2016年上半期の株式ファンドの運用成績を発表し、こんな結果を明らかにした。 大型株、中型株、小型株で運用するそれぞれのファンドの総収益率は、6月末までの1、5、10年間に9割のファンドがS&P500種株価指数、400種、600種の指数の総収益率を下回った。
日本経済新聞 9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGN15H1V_W6A910C1000000/
長期で保有する場合はできるだけ信託報酬の安いインデックスファンドにしましょう。
投資信託を購入するのにオススメの証券会社は?



じゃあ投資信託ってどの証券会社で買うのがおすすめなの?
こちらについてはクレジットカードで投資信託を購入できる証券会社がおすすめです。
というのもクレジットカードで購入することによってポイントが付与されるため、普通に投資するよりもかなりお得です。
下記の記事でクレジットカードで投資信託が購入できる証券会社をまとめておりますので是非参考にしてみてください。
まとめ
- 投資信託は初心者でも「長期・分散・積立」が簡単にできる!
- 投資信託は自分の時間が取られない!
- アクティブファンドよりはインデックスファンドを選べ!
- ポイントが還元されるクレジットカードで投資信託が購入できる証券会社を選択するべし!
以上となります。
当ブログでは以下の投資の運用実績を公開しております。
興味のある方は是非ご覧ください。
- tsumiki証券(2021年3月~ 損益率ー1.6%)
- LINE証券(2020年7月~ 損益率+34.18%)
- iDeCo (2019年10月~ 損益率+32.65%)
- つみたてNISA(2020年2月~ 損益率+30.44%)
- WealthNavi(ウェルスナビ) (2019年2月~ 損益率+24.63%)
上記のものは積立の設定をした後はほぼ放置して運用してます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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