
「楽天証券のようにクレジットカードで投資信託が購入できるところないかな?」
あります!
今回はクレジットカードで投資信託と株式を購入できるセゾンポケットについてご紹介したいと思います。
セゾンポケットとは
セゾンポケットは株式会社クレディセゾンが提供している投資のサービスです。
クレディセゾンが発行しているセゾンカードもしくはUCカードを保有していてかつセゾンNetアンサー、UCアットユーネットへ登録している方が利用できます。
取扱商品
投資商品として展開しているのは投資信託と個別株です。
どちらも毎月一定額を投資する積立方式となっています。
まず投資信託については以下の2種類のみを扱っています。
商品名 | 内容 | 信託報酬(税込) |
---|---|---|
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 全世界投資 株式と債券の割合が半分ずつ | 年0.57%±0.02%程度 |
セゾン資産形成の達人ファンド | 全世界投資 株式のみ | 年1.35%±0.2%程度 |
毎月の最低投資額は1,000円からと初めての人でも始めやすい金額設定です。
月の最高投資額は50,000円までです。
最高投資額は楽天証券と一緒ですね。
ちなみにクレジットカード以外でも永久不滅ポイントで投資信託を積み立てることも可能です。
その場合は永久不滅ポイント100ポイント単位で450円分の投資信託の購入が可能です。
個別株については2021年3月現在で約130銘柄を取り扱っています。(詳しい銘柄は下記のセゾンポケットの株つみたてのページをご覧ください。)
株つみたて|セゾンポケット (saison-pocket.com)
個別株は通常だと100株単位なので購入する株によっては最低数十万、数百万が必要になります。
しかしセゾンポケットを利用すればどの株でも最低5,000円から積立をすることが可能です!
ちなみにクレジットカードで個別株が購入できるのは2021年3月現在セゾンポケットのみです。
ポイント付与について
投資信託も個別株もクレジットカードで積立した場合にポイントが付与されます。
ポイントは5,000円につき永久不滅ポイントが1ポイント付与されます。
付与される時期はクレジットカード積立の6回目の時点です。
例えば毎月5,000円積立設定している場合、1~6回目の積立合計額が5,000円×6=30,000円なので6ポイントが付与されます。
永久不滅ポイントはポイントの交換先によって価値が変動するのですが、1ポイントの価値は約5円です。
つまりポイントの還元率は0.1%ということになります。
手数料
投資信託の場合は銘柄の信託報酬のみがかかります。
個別株の場合は売買する際の金額×0.5%(最低額50円)がかかります。
投資の選択肢としておすすめできるか?
投資信託も株つみたても正直なところあまりおすすめできません。
クレジットカードで積立でき、それに対してポイントが付くのは普通に購入するよりは少しは得です。
ただ投資信託でいうと楽天証券は楽天カードでの購入でポイントが1%還元されます。
tsumiki証券はエポスカードでの購入でポイントが0.1%~0.5%還元されます。
また2021年春から夏にかけてマネックス証券とSBI証券もクレジットカードで投資信託が購入できるサービスを始めます。
マネックス証券は1%のポイント還元、SBI証券は0.5%還元です。
投資信託に関していえばセゾンポケット以外に4社クレジットカードで投資信託積立ができる会社があり、しかもどこもセゾンポケットよりもポイント還元率が高いです。
さらにセゾンポケットは投資信託が2種類しかありませんが、先ほど挙げた4社はそれ以上に投資信託の取り扱い数が多いです。
(4社の中で1番少ないtsumiki証券ですら4種類)
そのためわざわざセゾンポケットを使うメリットがありません。
セゾンポケット以外に既に4社のサービスをフルで活用していて、資金が余っているということであればセゾンポケットの投資信託もいいかもしれません。
先ほど紹介したセゾンポケット以外の4社のサービス内容は別記事でまとめておりますので、よろしかったらご覧ください。
■楽天証券

■tsumiki証券

■マネックス証券

■SBI証券

次に株つみたてですが、手数料が高すぎます。
先ほどご説明いたしましたが、売買の金額に対して0.5%(最低50円)かかります。
セゾンポケットとサービス内容は微妙に違いますがLINE証券と比較してみます。
LINE証券は1株単位で株式を購入できます。
そのため少額の資金で株を購入することができます。(クレジットカードでの購入はできません。)
LINE証券の株の売買に関する手数料ですが購入手数料は無料です。
売却時の手数料は売却したときの金額によって変わりますが、0.005%~0.19%です。(詳しい手数料は下記のLINE証券のホームページをご覧下さい。)
仮に計30,000円で買った株式が50,000円で売れた場合、手数料は以下の通りです。
購入手数料 | 売却手数料 | クレジットカード 付与ポイント | 手数料合計 | |
---|---|---|---|---|
セゾンポケット | 150円 | 250円 | 30円 | 370円 |
LINE証券 | 0円 | 99円 | 0円 | 99円 |
このように手数料で約3.7倍の差があります。
売却金額が上記の例よりも多い場合、LINE証券は売却金額が大きければ大きいほど売却金額に占める売却手数料が低くなるのでさらに差が大きくなります。
まとめ
投資信託も個別株もセゾンポケットよりも条件が良いサービスがあるのでまずはそちらを利用した方がいい。
です。
今後セゾンポケットの条件が改善されることを望みます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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