「経理に配属になって会社から個人目標を設定するように言われたけど、なかなか思いつかない・・・他の経理の人の目標の具体例を知りたい・・・」
私は3年半営業の仕事をした後に転職し、未経験で経理に配属になったため、目標設定を難しく感じる気持ちがよくわかります。
今回は具体的な例文を挙げながら目標設定についてご説明いたします。
なぜ経理は目標設定がしにくいのか。
営業であれば会社の売上に直結する仕事なので、目標を○○円の売上を目指す、受注件数○○件を目指すといったように数値化がしやすく、目標が立てやすいです。
しかしご存じの通り経理は間接部門であり売上に直結する仕事ではないため、このような数値化が難しく、目標設定が難しいと最初は感じます。
では経理はどんな目標を立てればいいのでしょうか。
経理の目標設定の例文
ここからは私が実際に立てた目標を例にご説明いたします。
業務効率化
経理の目標で一番おすすめなのは、業務効率化についてです。
これは数値化できるので目標が立てやすいです。
- 決算作業にかかる残業時間を前年65時間から50時間に削減する。
- 前年度まで手作業で行っていた業務をシステム化し、作業時間を月15時間削減する。
- 仮決算作業を効率化し、仮決算時の休日出勤を0日にする。
業務の幅の拡張
先ほどの業務効率化ついては主に前年度以前との比較を前提にたてる目標なので、配属になったばかりの方にとっては使いづらいです。
次にご紹介する業務の幅の拡張については配属になったばかりの方でも使いやすいです。
- 法人税申告書の作成を年内までに一人で行えるようにする。
- 新システムの操作を年内までに一人で行えるようにする。
- 今年度の税制改正に関するセミナーを年内までに1つ以上受け、課内に共有を行う。
経理部門、会社への貢献作業
業務効率化、業務の幅の拡張以外で経理部門や会社にためになるような作業を目標として設定するのもありです。
具体的な例としては下記のとおりです。
- 新システムのマニュアルを作成し、全社の経理課員に理解してもらえるよう研修を行う。
- 勘定科目の精査を行ったうえで現状に合うように勘定科目表を修正し、全社に共有する。
資格取得
個人目標はおそらく1つではなく、複数設定する会社が多いと思います。
サブの目標として経理の仕事に係る資格の取得を設定するのもいいと思います。
営業と違って経理は仕事に直接かかわる資格である「簿記」があるので書きやすいと思います。
一番メジャーなのは日商簿記ですね。
後は全経簿記、建築系の会社にお勤めの方であれば建設業経理士がおすすめです。
実際に私は日商簿記1級・日商簿記2級・日商簿記3級、全経簿記上級、建設業経理士1級の取得を目標に設定したことがあります。
- 11月の日商簿記1級の試験に合格する。
- 7月の全経簿記上級の試験に合格する。
- 3月の建設業経理士1級の試験に合格する。
日商簿記2級・3級以外の上記の資格ですが、私の会社の場合ですと経理でも取得されている方が少ないです。
難易度が高めだからだと思いますが、上記の資格は勉強することで確実に普段の業務をスムーズに進めることができます。(特に日商簿記1級は。)
会社で経理として活躍したい!という方は是非挑戦してみてください。
以上が経理の目標設定の具体例でした。
少しでも目標設定についてお役に立てれば幸いです。
経理関係については他にも記事を書いておりますのでよろしかったらご覧ください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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