日商簿記1級は難関資格とはよく聞くけど、勉強することでメリットはあるのかと疑問に思われる方も多いと思います。
結論から申し上げますと、日商簿記1級を勉強することで得られるメリットはたくさんあります。
今回は日商簿記1級合格&経理経験6年以上の私が経理の視点から日商簿記1級を勉強したことによって得られたメリットを紹介したいと思います。
日商簿記1級を勉強することによって得られるメリット
簿記1級の知識自体が仕事で役に立つ
簿記1級の知識が直接経理の業務、特に決算処理において役立ちます。
私の場合簿記1級の勉強をしていたおかげで、会社から今まで教わったことのなかった決算業務でもほぼこなすことができた、会計処理業務マニュアルを見直し、誰でもわかるように簡素化するといった経理業務効率を向上させる提案もできました。
1級の内容をきちんと理解していれば、会社特有の会計処理ということでなければ大抵のことは理解できるようになり、さらには会社の経理業務をより良い方向に導くことも可能です。
知識範囲外のことでも積極的に調べる能力が身につく
他の会社もそうだと思いますが、経理では会計処理以外に法人税・消費税・事業所税など、税務に関する業務を行うことも多いです。
このような税については国税庁や各自治体が税金の定義や申告のルールなどを掲載しております。
ですが書いてある用語が難しくて理解に苦しむことがよくあります。(国税庁は特に!)理解ができないときは避けてしまうこともよくありました。
簿記1級において税務に関する知識はほぼ学習はしません。ただ簿記1級の勉強を行っていたおかげで「簿記1級も最初は全く理解ができなかったが、しっかりと読み込んで理解ができるようになった。税務も読み込めばきっと理解ができるはず」と思えるようになりました。
このように簿記1級の知識外のことも積極的に調べる能力が身につきました。
仕事においてのモチベーションが上がる
先ほど経理の仕事において大抵のことが理解できると書きましたが、これによって自分の仕事における自信がつき、モチベーションがとても上がります。
私の場合、簿記1級学習する→経理業務をきちんと理解したうえでこなせるようになった→上司の評価が上がった→自信がついたことによりモチベーションが上がり、様々な経理業務効率化に関する提案をするようになった→さらに上司の評価が上がった
このようにモチベーションがあがるとより良い結果を残せる可能性がぐんと上がります。
今は経理の仕事が楽しくてしょうがないです。
自発的学習習慣が身につく
簿記1級は合格するまでに多大な勉強時間を必要とします。私の場合約2年半で約2,600時間ほど費やしました。
私は簿記1級を勉強してきたおかげで自発的に学習することに抵抗がなくなり、毎日勉強する癖がつきました。
現在資格の勉強に加えてブログの記事作成及び勉強を毎日継続して行っています。
もし簿記1級の勉強を続けていなかったらブログの勉強を続けていられなかったと思います。
このように今後簿記1級以外の勉強をする際にもとても役に立ちます。
勉強を続けるための7つの方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
日商簿記1級に関する他の詳細記事、他の簿記検定に関する記事はこちら
以上が簿記1級を勉強することによって得られるメリットでした。
簿記に関する記事は他にもありますのでご興味のある方は是非ご覧ください。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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