「もう3回以上簿記1級に挑戦しているのに受からない!一体どうすればいいの?」
このように挫折しそうな方に対して、今後どうするべきかを私の体験談も交えてまとめました。
簿記1級を3回以上受験しても受からず、挫折しそうな時にやるべきこと。
独学の場合は、すぐにでも資格学校の講座を受講するべき!
もしあなたが独学で勉強していて3回以上落ちている場合、いますぐにでも資格学校の簿記1級講座を受講してください。
論点を根本的に理解していない可能性が高いからです。
私も勉強を始めてから4か月ほどは独学で勉強をしており、その時は暗記に頼りがちで内容を根本的に理解することができず知識がほぼ定着しませんでした。
その後資格学校の簿記1級講座を受講したのですが、資格学校では論点について具体例を交えて説明、処理の根拠等も説明してくれるためとても分かりやすいこと、わからないことがあれば質問ができることから独学よりもはるかに知識が定着しやすいです。
「ここまでお金をかけずに独学でやってきたのに今更資格学校にお金を使いたくない!」
その気持ちはよくわかりますが、このままだと今後受験しても落ち続ける可能性大です。
別の記事で私が受講したネットスクールの簿記1級講座の感想について詳しくまとめておりますので、是非ご覧ください。
他の資格学校も検討したい方は下記の記事をご覧ください。
ケアレスミスを徹底的になくす
資格学校の講座を受講されていて、3回以上受験されている方は少なくとも2年近く勉強されているかと思いますので、知識不足ではないと思います。
おそらく本番でケアレスミスが多く、合格点に届かないのではないでしょうか。
本番前の予想模試では合格点が取れるという方はだいたいこのパターンです。
仮に知識が完璧だったとしてもケアレスミスが多くては絶対に受かりません。
私の場合、予想模試でケアレスミスを起こしたときに、
ケアレスミスだからしょうがない!注意していれば点数は取れたから本番では注意すれば問題ない!
で済ましていました。
しかし本番は予想模試以上に焦りがでるため対策をしていないとケアレスミスに注意が向きません。
結局2回目の試験ではケアレスミスを12点も発生させてしまうという大失態を犯してしまいました。
そのため普段からケアレスミスを防ぐための対策を行っておくことが重要です。
詳しくはケアレスミスを10点減らした方法をご覧ください。
場合によっては諦めることも重要
知識は完璧に身につけた、ケアレスミス対策もばっちり行った。
でも受からない!という人もいるかと思います。
その場合、簿記1級の取得をすっぱりと諦めてしまうのも1つの手です。
実は私は簿記1級を3回受験していて、1回目は55点(知識不足)、2回目は64点(ケアレスミスでー12点)、3回目は現在結果待ちですが自己採点で70点~74点です。
追記 3回目は結局80点で合格することができました!
3回目はテキストで学んできた論点はほぼできましたし、ケアレスミスも2点しかなかったので自分の中ではかなり実力を発揮できたと思います。
結果的に合格できましたが仮に3回目が受からなかった場合でも私はその後簿記1級の勉強を続ける気はありませんでした。
なぜなら1番大事なことは資格を取得することではなく、知識を身に着けることだからです。
もともと簿記1級の勉強を始めたのは経理の仕事に役に立つ知識を得るためでした。
勉強時間が1,000時間を超えたあたりから勉強した知識が仕事で役に立ったと感じることが多くなりました。
また知識以外でも簿記1級を勉強していたからこそ得られるメリットもありました。
詳しい内容については下記の記事をご覧ください。
結局簿記1級を勉強して「知識をつける」ということが1番大事であって「取得」することがそれほど重要ではないと思っています。
実際私が取得して得られたメリットを下記の記事にまとめているのですが、取得自体にはそれほど大きなメリットはないように思えます。
持っていないとできないことといえば税理士試験の受験くらいですかね。
ただこれも全経簿記上級を取得できれば、問題ありません。
全経簿記上級は日商簿記1級と範囲がほぼ同じです。
ただ基本的な問題が多い、配点箇所が多い、合格率が15%と簿記1級よりも少し高めということで、簿記1級よりは受かりやすい試験です。
将来税理士を受けたくて受験資格が欲しい!という人であれば全経簿記上級を受けることをおすすめいたします。(ちなみに私も取得済みです。)
今後簿記1級という称号を得るためだけに勉強を続けるか、それとも他の新しい勉強を始めるか
私は後者の方が有益だと考えています。
私は3回目の受験の時はすでに簿記1級の勉強に時間は約2,500時間、費用は約15万円ほどかけていました。
仮に3回目が受からなかった場合、そこで諦めてるなんて今までかけた時間やお金がもったいないと思う方もいらっしゃると思います。
ただ簿記1級でなんども目にしていると思いますが過去の時間や費用は「過去原価」です。
将来の意思決定においては過去原価を考慮してはいけません。
何回も受験されて残念ながら落ちている方、過去原価は考慮せず、将来得られる利益だけを比較して最適な意思決定を行っていただきたいと思います。
簿記に関する他の記事はこちら
以上が3回以上受験しても受からないときに考えたいことでした。
簿記関係の記事は他にもありますのでよろしかったらご覧ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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