行政書士試験に挑戦したいけど、どうやって勉強スケジュールを立てたらいいんだろう?
この疑問に対し、行政書士試験に一発合格した私が1年間の勉強スケジュールの立て方についてお答えします。
1日、1週間、1ヶ月の目標勉強時間を設定する。
行政書士合格に必要な時間は800時間ほどですので、1ヶ月約70時間ほど勉強すれば約1年の勉強期間が必要です。
(必要な勉強時間については下記の記事で詳しく説明しているのでよろしかったらご覧ください。)
1年という長い期間の勉強は、目標がなしには続けることは難しいです。
そのため必要な勉強時間を試験日までの期間で割って、1日、1週間、1か月の目標勉強時間を決めます。
こうすることでモチベーションを保てる+試験日までに必要な勉強時間を確保できる可能性が高くなります。
私は2022年10月から勉強を始めましたので試験日までの期間は約1年1ヶ月でした。
必要な勉強時間800時間を試験日までの期間で割ると、1ヶ月約61時間、1週間約20時間、1日約2時間50分です。
勉強時間目標がはっきりわかったため、「今日は目標の勉強時間に達していないからもうちょっと勉強しようかな」といった感じで勉強に対するモチベーションが上がりました。
また1週間、1ヶ月の目標も立てたことで
- 1日の目標勉強時間を達成できない → 他の日で勉強時間を増やして1週間の目標勉強時間は達成する。
- 1週間の目標勉強時間を達成できない → 他の週で勉強時間を増やして1ヶ月の目標勉強時間は達成する。
と柔軟に対応でき、勉強時間の確保ができました。
「こんなに長く勉強を続ける自身がない!」という方は下記の記事を参考にしてください。
月単位で勉強の内容を決める。
勉強時間を決めたら次は勉強の内容を月単位で決めます。
これについては初学者の人にとっては難しいと思うので、私の実体験をもとにおすすめの勉強スケジュール表を下記に記載します。
(勉強期間1年1ヶ月の場合です。)
私はSTUDYing(スタディング)行政書士講座を受けていたので、基本的には講座の内容に沿ってお話をしたいと思います。
STUDYing行政書士講座の内容については下記をご覧ください。
10月~4月
とにかく基本講義、テキスト、スマート問題集、過去問題集をやりまくる。
最初の頃はとにかく基礎知識を固める事が大事です。
私の場合、全ての科目の基本講義は最初の1回だけ受け、テキスト、スマート問題集、過去問題集は5~6回転しました。
4月末には自分が間違えた部分をまとめるノートの作成を開始。
全科目を終えると、たくさんの知識が混ざり合って正確に覚えていないという事態に陥ります。
そこでこの頃から間違えたところは内容をノートにまとめるようにしましょう。
書いてまとめると印象に残るのでより知識が定着しますし、直前期に間違えた部分を見直せば本番で同じような間違いをする可能性が減るのでお勧めです。
ちなみに私がまとめた間違いノートの内容の一例をあげると下記のとおり
◆不適法な申請があった場合
- 行政手続法・・・・申請者に補正を求めるor申請を拒否。
- 行政不服審査法・・・まず申請者に補正を求めた後に申請を拒否。
ノートの詳しいまとめ方については下記の記事で詳しく解説しております。
5月~6月
各会社の最新版の直前対策模試(冊子)を解く。
この頃に各資格学校から最新の直前模試(冊子)が発売されます。
この時期は1回でいいので本試験と同じ条件で模試を解いてみることをお勧めします。
おそらく全然点数がとれない、集中力が続かなくて最後まで解ききれないということになると思いますが問題ないです。
この時点では自分の実力がどの程度なのかを認識し、勉強の気を引き締めるために行うものですので結果はあまり気にしないでください。(ちなみに私が初めて直前模試に挑戦した結果は下記のとおりです。)
ただ間違えた内容はしっかり復習してください。
模試と同じ条件で受けるのは1回だけで、残りは問題集と同じように細切れに解いていっても問題ないです。(私は2回目以降は模試と同じように解こうと思っても集中力が続きませんでした。)
いつもとは違った問われ方をする問題を解けば、論点に対する知識がより強固なものとなります。
7月
記述式の対策を始める
この頃から記述式の対策を始めましょう。
といっても40字程度でまとめる練習をするだけでそれ以外に特別なことをする必要はありません。
STUDYingでは記述式対策の講座があるのでそれをしっかりやりこんでいきました。
記述でしっかりと答えをかけるようにすることで、知識がかなり強固なものとなり、5肢択一問題でも役に立ちます。
8月~9月
基本テキスト最初から全て読み返し自分の弱点を再確認する。
試験の約2~1ヶ月前になるのでこの時期は全科目のテキストを1回転するのがおすすめです。
改めてテキストを読み返して、自分の知識が薄い部分を洗い出しましょう。
私は知識が薄い部分は本番直前に見直せるように間違いノートにまとめました。
10月~11月
本番通りに模試を受ける。
試験日1ヶ月前くらいになったら本番と同じように模試を受けましょう。
この時にはどの科目をどの順番でどれくらいの時間で解くかといった時間配分も意識しましょう。
ちなみに私は以下のような順番と時間で解きました。
- 一般知識(文書理解) 15分
- 一般知識(文書理解以外) 20分
- 憲法 15分(5肢選択式)
- 行政法 45分(5肢選択式)
- 民法 20分(5肢選択式)
- 商法 10分
- 多肢選択式問題 15分
- 記述式問題 15分
- 見直し・予備時間 25分
間違えた部分の再度見直し
今までにまとめた間違いノートを見返し、自分の知識が薄い部分を徹底的に潰していきます。
ノートに記載した内容は二度と間違いないと言えるまで徹底的に見返しましょう。
それができるようになれば、「ここまで自分の弱点を徹底的に潰したのだから本試験は絶対受かる!」という自信が生まれます。
行政書士に関する他の記事
以上が行政書士の勉強スケジュール表についてでした。
行政書士の勉強に関する記事は他にもありますので是非ご覧ください。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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