社労士試験に挑戦したいけど、どうやって学習計画を立てたらいいんだろう?
この疑問に対し、社労士試験に一発合格した私がお答えします!
1日、1週間、1ヶ月の目標勉強時間を設定する。
社労士合格に必要な時間は1,500時間ほどですので、普通であれば1年以上勉強する必要があります。
(必要な勉強時間については下記の記事で詳しく説明しているのでよろしかったらご覧ください。)
1年以上という長い期間の勉強は、ある程度目標がないとなかなか続けること難しいです。
そのため必要な勉強時間を試験日までの期間で割って、1日、1週間、1か月の目標勉強時間を決めます。
こうすることで勉強へのモチベーションを保ちつつ、試験日までに必要な勉強時間を確保できる可能性が高くなります。
私の場合ですが、2021年7月上旬から勉強を始めましたので試験日までの期間は約1年2ヶ月でした。
必要な勉強時間が1,500時間なので試験日までの期間で割ると、1ヶ月約107時間、1週間約24時間、1日約3時間30分となりました。
勉強時間の目標が明確だったため、「今日は目標の勉強時間に達していないからもっと頑張ろう」勉強に対するモチベーションが上がりました。
また1週間、1ヶ月の目標も立てたことで
- 1日の目標勉強時間を達成できない → 他の日に多く勉強して1週間の目標勉強時間は達成する。
- 1週間の目標勉強時間を達成できない → 他の週に多く勉強して1ヶ月の目標勉強時間は達成する。
と柔軟に対応でき、勉強時間の確保ができました。
もしこんなに長く勉強を続ける自身がないという方は下記の記事を参考にしてください。
月単位で勉強の内容を決める。
勉強時間を決めたら次は勉強の内容を月単位で決めます。
これについては初学者の人にとっては難しいと思うので、私の実体験をもとにおすすめの学習計画表を下記に記載します。
(勉強期間1年2ヶ月の場合です。)
ちなみに私はSTUDYing(スタディング)の社労士講座を受けていたので、基本的には講座の内容に沿ってお話をしたいと思います。
STUDYing社労士講座の内容については下記をご覧ください。
7月~4月
とにかく基本講義、テキスト、スマート問題集、過去問題集をやりまくる。
最初の頃はとにかく基礎知識をたくさん覚えることが大事です。
私の場合、全ての科目の基本講義は最初の1回だけ受け、テキスト、スマート問題集、過去問題集は4~5回転しました。
4月末には自分が間違えた部分をまとめるノートの作成を開始。
全科目を終えると、たくさんの知識が混ざり合って正確に覚えていないという事態に陥ります。
そこでこの頃から間違えたところは内容をノートにまとめるようにしましょう。
書いてまとめると印象に残るのでより知識が定着しますし、直前期に間違えた部分を見直せば本番で同じような間違いをする可能性が減るのでお勧めです。
ちなみに私がまとめた間違いノートの内容の一例をあげると下記のとおり
- 介護の状態の期間は、労災・育児介護休業法は2週間、介護保険法は6か月
- 不正について雇用保険・健康保険は不正の「行為」、労災、国年、厚年は不正の「手段」。(年金がある項目は手段。最後の文字が「ん」で共通。)
5月
各会社の最新版の直前対策模試(冊子)を解く。
この頃に各資格学校から最新の直前模試(冊子)が発売されます。
この時期は1回だけでいいので本試験と同じ条件で模試を解いてみることをお勧めします。
おそらく全然点数がとれない、集中力が続かなくて最後まで解ききれないということになると思いますが問題ないです。
この時点では自分の実力がどの程度なのかを認識し、勉強の気を引き締めるために行うものですので結果はあまり気にしないでください。(ちなみに私が初めて直前模試に挑戦した結果は下記のとおりです。)
ただ間違えた内容はしっかり復習して覚えるようにしてください。
模試と同じ条件で受けるのは1回だけで、残りは問題集のように細切れに解いていくことをおすすめします。(私は2回目以降は模試と同じように解こうと思っても集中力が続かずに断念しました。)
いつもとは違った問われ方をする問題を解くことによって、論点に対する知識がより強固なものとなります。
6月
各資格学校の社労士の模試を申し込む。
この頃から各資格学校で全国統一模試の申し込みが始まります。
私はスタディングの統一模試に加えて資格の大原の統一模試(2回分)を申し込みました。
統一模試は受けることをお勧めします。理由としては下記のとおりです。
- 自分の現時点の合格可能性がわかる。
- 問題の正答率がわかるので、正答率が高くて自分が間違えた部分を復習することにより合格可能性が高くなる。
- わかりやすい解説動画がついているので知識が定着する。
ちなみに大原の統一模試の成績表は下記のとおりです。
7月
各資格学校の模試を本番通りに受ける。
6月に申しこんだ統一模試がありますが、これは本番と全く同じ時間帯で受けましょう。
択一式は試験時間3時間半ととても長いため集中力が途切れやすい、時間配分を誤ると時間が足りずに最後の方の問題をきちんと読めないといったことから最後の方の問題で大量失点するおそれがあります。
この模試の段階で択一式の時間配分の感覚を身につけ、本番では時間内に解きれるようにしましょう。
全科目のテキストを1回転する。
7月下旬には試験の約1ヶ月前になるのでこの時期は全科目のテキストを1回転するのがおすすめです。
スタディングのテキストは一部文言が赤字で隠れているのですが、私はこの隠れている文言が正確に出てくるかを意識しながら読んでいきました。
というのも社労士の試験は空欄に文言を入れる選択式という問題があります。
この選択式は8科目×5問=計40問ありますが、基本的に1科目の5問中2問以下しか正解できない場合、その時点で足切りで不合格になるという恐ろしいものです。
例年総合得点を超えているのに1科目の足切りがあるせいで不合格となってしまう受験生が多くいらっしゃいます。
選択式の問題は正直どこからでるか正確には予想できません。
そのためこの1ヶ月前に全科目のテキストを1周し、できるだけ文言を本番まで記憶に残しておくことが重要となります。
テキストを読んでいる際に隠れている文言が全く思い浮かばなかったら、その部分を再度確認できるように目印をつけておきます。(スタディングの場合はスクショで対応しました。)
8月
間違えた部分の再度見直し
今までにまとめた間違いノートを見返し、きちんと覚えているか確認します
また7月のテキスト読みで再度チェックするために目印を付けた部分を再度確認します。
試験の前日には目的条文を再度暗記しなおすのがおすすめです。
目的条文は選択式での出題率がとても高いため、直前に再度確認しておけば得点になる可能性が高いです。
以上が社労士の学習計画の立て方についてでした。
社労士の勉強に関する記事は他にもありますので是非ご覧ください。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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